夫婦カウンセリングとは?効果や流れ、相談できる内容を徹底解説

悩み

夫婦の関係がうまくいかないと感じたとき、誰に相談すればいいかわからないことがあります。

そんなときに役立つのが「夫婦カウンセリング」です。

第三者の専門家の力を借りて、おたがいの気持ちを整理し、よりよい関係を築く手助けをしてくれます。

この記事では、夫婦カウンセリングの基本的な内容から効果、相談できる内容、料金やオンライン対応のサービスまで、わかりやすく解説します。

夫婦関係に悩んでいる方や、予防的に相談を考えている方にも役立つ内容です。

また、信頼できる公的機関の情報も紹介しながら、安心して相談できる環境を整えるヒントをご紹介します。

  1. 夫婦カウンセリングとはどんなもの?基本的な意味をわかりやすく解説
    1. 第三者の専門家が夫婦の話し合いをサポートしてくれる
    2. 夫婦関係をより良くするための相談場所
    3. 心の整理や気持ちの伝え方を学べる場でもある
  2. 夫婦カウンセリングの主な効果とは?関係改善にどう役立つのか
    1. おたがいの本音を安心して話せるようになる
    2. すれちがいや誤解が少なくなる
    3. 冷静に相手の気持ちを理解できるようになる
  3. 夫婦カウンセリングの流れとは?相談から解決までのステップを紹介
    1. 予約をしてからカウンセリングの日を決める
    2. はじめにカウンセラーが悩みを聞く
    3. 問題の原因やおたがいの気持ちを整理する
    4. 解決のためにできることを話し合う
    5. 必要に応じて複数回のカウンセリングを行う
  4. 夫婦カウンセリングで相談できる内容とは?よくある悩みを具体的に紹介
    1. 会話が少なくなった・すれちがいが多い
    2. 浮気・不倫などの裏切りへの不安
    3. 子育てや家事の役割分担の不満
    4. 離婚するかどうか悩んでいる
    5. 性格のちがいや価値観のズレに困っている
  5. 夫婦カウンセリングを受けるタイミングとは?迷ったときの判断基準
    1. 話し合いがうまくできないと感じたとき
    2. ケンカが増えて生活に影響が出てきたとき
    3. 離婚の話が出たときや考えはじめたとき
    4. 誰かに話を聞いてほしいと思ったとき
  6. 夫婦カウンセリングの料金相場とは?費用と通う回数の目安を解説
    1. 1回あたり5,000円〜15,000円が相場だから
    2. 1回で終わることもあれば、数回通うこともあるから
    3. オンラインは対面より少し安いことが多いから
  7. オンラインで受けられる夫婦カウンセリングとは?自宅で相談できる方法
    1. スマホやパソコンで相談できるから外出不要
    2. カウンセラーとビデオ通話やチャットで話せる
    3. 「cotree」や「TANPONIA」などのサービスがある
  8. 夫婦カウンセリングのよくある質問とは?初めてでも安心のQ&A
    1. 1人だけでも相談できるの?
    2. カウンセリングはどのくらいの時間がかかるの?
    3. 相談内容が知られることはないの?
    4. 男性でも受けられるの?
  9. まとめ:夫婦カウンセリングは夫婦関係を見直すための大切な一歩

夫婦カウンセリングとはどんなもの?基本的な意味をわかりやすく解説

夫婦カウンセリングとは、専門のカウンセラーが夫婦の間に入り、中立的な立場で会話や問題解決をサポートしてくれる相談サービスです。

一般的には心理カウンセラーや臨床心理士、精神保健福祉士などの専門資格をもつ人が対応します。

カウンセリングの目的は「離婚を避けること」だけではなく、「夫婦としての関係をより良いものにすること」です。

会話がうまくいかない、相手の気持ちがわからない、生活に不満があるなど、幅広い悩みを相談できます。

第三者の専門家が夫婦の話し合いをサポートしてくれる

カウンセラーは中立的な立場で、どちらか一方に偏ることなく話を聞いてくれます。

これにより、おたがいの主張が冷静に伝えられ、解決に向けた対話がスムーズになります。

自分たちだけでは感情的になってしまうような話し合いも、第三者がいることで落ち着いて向き合えるようになります。

日本臨床心理士会では、専門家のカウンセリングを活用する意義についても解説しています(参考:日本臨床心理士会)。

夫婦だけで抱え込まず、信頼できる専門家に頼ることで問題の本質が見えてくることもあります。

夫婦関係をより良くするための相談場所

カウンセリングは、関係が悪化してから行くものだと思われがちですが、実は「今のうちに改善しておきたい」という段階でも大きな効果があります。

早めに相談することで、深刻な問題に発展する前に対処できるのです。

予防的に利用する夫婦も増えています。

たとえば、定期的にカウンセリングを受けることで、「お互いの本音を出しやすくなった」という声もあります。

誰にも話せなかった悩みを、安心して話せる環境がここにあります。

心の整理や気持ちの伝え方を学べる場でもある

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人も、カウンセリングではその訓練ができます。

「どう伝えれば相手に伝わるか」を一緒に考えてもらえるのです。

感情に流されず、自分の思いや考えを冷静に伝える力をつけることで、日常のコミュニケーションもスムーズになります。

また、カウンセラーからアドバイスを受けることで、相手の立場や感情を理解する力も養われます。

「伝える力」と「受け止める力」の両方を育むことができるのが、夫婦カウンセリングの特徴です。

夫婦カウンセリングの主な効果とは?関係改善にどう役立つのか

夫婦カウンセリングには、話し合いの機会をつくるだけでなく、相手の気持ちへの理解や自分の感情の整理など、さまざまな効果があります。

ここでは主な3つの効果をご紹介します。

おたがいの本音を安心して話せるようになる

普段の生活の中では、なかなか本音を言いにくい場面も多いものです。

特に相手を傷つけたくない、ケンカになりたくないという思いから、言いたいことを飲み込んでしまうこともあります。

カウンセリングでは、安心して話せる空間があるため、心の中にある気持ちを素直に表現できます。

こうした「本音の対話」ができるようになると、相手への理解が深まり関係の再構築がしやすくなります。

厚生労働省の「こころの耳」サイトでも、カウンセリングの有用性が紹介されています(参考:厚生労働省「こころの耳」)。

すれちがいや誤解が少なくなる

会話がかみ合わない原因の多くは、思い込みや感情のぶつかり合いにあります。

夫婦カウンセリングでは、そのような誤解やすれちがいを丁寧に紐解いていきます。

お互いの意図や背景をしっかり共有することで、「そういう気持ちだったんだ」と気づけることが多いです。

結果として、日常の中のトラブルが減り、心のすれちがいも少なくなっていきます。

心理的安全性が保たれることで、信頼関係の再構築にもつながります。

冷静に相手の気持ちを理解できるようになる

感情が高ぶってしまうと、どうしても相手の気持ちを受け止める余裕がなくなってしまいます。

カウンセリングでは、その感情の高ぶりを整理し、落ち着いて話せるよう導いてくれます。

相手の話を「聞く」ことと「理解する」ことの違いに気づくこともあります。

冷静さを取り戻すことで、相手の意見にも耳を傾けられるようになり、より成熟したコミュニケーションができるようになります。

結果として、夫婦関係全体が安定し、再び信頼を築くきっかけにもなります。

夫婦カウンセリングの流れとは?相談から解決までのステップを紹介

夫婦カウンセリングは、最初に予約をしてから数回の面談を重ね、問題解決に向けて進んでいくステップ型のサポートです。

どんな順番で進むのかをあらかじめ知っておくことで、不安を減らすことができます。

ここでは、一般的なカウンセリングの流れを5つのステップに分けて紹介します。

予約をしてからカウンセリングの日を決める

まずは、希望するカウンセラーやカウンセリング機関に連絡し、初回面談の日程を予約します。

最近では、インターネット上の予約フォームから申し込めるところも多く、手軽に利用できます。

カウンセリングは基本的に予約制であり、時間を確保して行われるものです。混み合っている場合は、数週間待つこともあるので、早めの予約が大切です。

相談機関には民間のほかに、自治体やNPO法人もあります(参考:厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」)。

はじめにカウンセラーが悩みを聞く

初回カウンセリングでは、現在の悩みや夫婦関係の状況について、カウンセラーが丁寧にヒアリングしてくれます。

どちらか一方が多く話す場合もありますが、無理に話す必要はなく、安心できるペースで進められます。

カウンセラーは、夫婦それぞれの気持ちや立場を大切にしながら、どのようなサポートが必要かを判断します。

この段階では、まだ解決に向けたアドバイスが出るわけではなく、「理解と把握」に重きが置かれます。

問題の原因やおたがいの気持ちを整理する

2回目以降のセッションでは、問題の原因を掘り下げたり、おたがいの気持ちを見つめ直す時間が持たれます。

たとえば「なぜケンカになるのか」「どうして言いたいことが言えないのか」といった点を、少しずつ探っていきます。

自分たちでは気づかなかった「関係のクセ」が見つかることもあります。

気持ちの整理を通して、自然と気持ちが軽くなるケースもあります。

解決のためにできることを話し合う

問題の本質が見えてきたら、次はどのように行動すれば改善できるかを、具体的に話し合うステップに入ります。

たとえば「週1回は必ず話し合いの時間をとる」「LINEではなく直接会話する」など、夫婦でできるルール作りをサポートしてくれます。

この時点で少しずつ関係が変化し始める夫婦も多いです。

カウンセラーは、無理のない方法で前進できるよう寄り添ってくれます。

必要に応じて複数回のカウンセリングを行う

カウンセリングは1回で終わるとは限りません。夫婦の問題は長年積み重ねてきたものであることが多いため、複数回の面談が必要になる場合があります。

1週間に1回、または2週間に1回などのペースで、数回通うケースが一般的です。

変化には時間がかかることもありますが、継続的にサポートを受けることで、じっくりと問題を解決していけます。

通う回数は夫婦によって違うため、無理のない計画を立てましょう。

夫婦カウンセリングで相談できる内容とは?よくある悩みを具体的に紹介

夫婦カウンセリングでは、夫婦間のさまざまな問題について相談することができます。

どんな内容が相談できるのかを知っておくことで、相談に行くハードルが下がるでしょう。

ここでは、よくある相談内容を5つ紹介します。

会話が少なくなった・すれちがいが多い

「最近あまり会話をしなくなった」「話しかけても返事がそっけない」など、日常的なコミュニケーションに不安を感じる夫婦は多いです。

カウンセリングでは、どこですれちがいが起きているのかを見つけ、改善のための方法を一緒に探します。

たとえば「朝の5分を会話タイムにする」といった小さな工夫で改善することもあります。

会話のきっかけづくりや、相手を否定しない話し方なども学べます。

浮気・不倫などの裏切りへの不安

配偶者の浮気・不倫は、夫婦関係に大きな傷を残します。

信頼を取り戻すには、時間と努力が必要です。

カウンセラーは、傷ついた側と加害者側の両方の心のケアを行い、再出発の道筋を一緒に考えてくれます。

再構築を選ぶのか、離婚を考えるのかも含めて冷静に整理できます。

日本家族カウンセリング協会などでは、こうした問題に特化した支援も行っています(参考:日本家族カウンセリング協会)。

子育てや家事の役割分担の不満

「自分ばかりが育児や家事をしている」と感じると、不満がたまりやすくなります。

夫婦で話し合っても解決しない場合、カウンセリングが効果的です。

役割分担を見直したり、相手に感謝を伝える工夫を一緒に考えることができます。

育児支援に関する行政サービスと連携した提案をしてくれるケースもあります(参考:内閣府「少子化対策」)。

育児のイライラを夫婦で支え合う視点が大切です。

離婚するかどうか悩んでいる

「このまま結婚生活を続けるべきか」「別れるべきか」といった根本的な悩みも、カウンセリングの対象です。

カウンセラーは「離婚をすすめる」ことはしません。あくまでも、本人たちが納得のいく決断をサポートしてくれます。

頭の中が整理できていない状態で結論を出すのではなく、冷静に考える時間がもてます。

離婚後の支援についても、専門機関から情報提供を受けられることがあります。

性格のちがいや価値観のズレに困っている

結婚して初めて気づく性格の違いや価値観のズレは、多くの夫婦が抱える問題です。

たとえば「金銭感覚」「家族との付き合い方」「休日の過ごし方」などの違いがストレスの原因になります。

違いを「受け入れる」のか「すり合わせる」のか、一緒に整理することができます。

価値観の押しつけではなく、お互いを尊重する方法を学べます。

性格の違いは「悪いこと」ではなく、違いがあるからこそ支え合えるという前向きな見方もできます。

夫婦カウンセリングを受けるタイミングとは?迷ったときの判断基準

「いつカウンセリングを受けるべきか」と迷っている方はとても多いです。

しかし、タイミングが遅れるほど、問題が深刻化してしまうこともあります。

ここでは、カウンセリングを検討する目安となる4つの状況をご紹介します。

話し合いがうまくできないと感じたとき

夫婦で話し合おうとしても、「すぐに感情的になってしまう」「相手が話を聞いてくれない」「同じことの繰り返しになる」といったことが起きる場合は、カウンセリングの出番です。

対話ができない状態では、問題解決は難しいです。

専門家のサポートを受けることで、冷静に話せる場を持てるようになります。

話し合いの「土台」を整えることは、関係改善の第一歩です。

一時的な不調であっても、第三者の意見を聞くことで見え方が変わることがあります。

ケンカが増えて生活に影響が出てきたとき

ケンカが日常化し、子どもへの影響や生活への支障が出てきたら、すぐにカウンセリングを検討しましょう。

特に家庭内暴力(DV)などが関係している場合は、緊急性があります。

このような場合は、まず安全確保が最優先です。警察や配偶者暴力相談支援センターにも相談してください(参考:内閣府「配偶者からの暴力」)。

ケンカの頻度が増えているだけでも、関係のバランスが崩れているサインです。

離婚の話が出たときや考えはじめたとき

離婚を考えるような状況になった場合も、カウンセリングは大きな助けになります。

感情的な決断を避け、冷静に今後の選択肢を整理できるため、後悔のない選択が可能になります。

カウンセラーは、離婚を無理に止めるのではなく、どの道を選ぶにしても「納得した決断ができるよう支える」ことを重視します。

離婚後の生活に向けた準備や、子どもへの配慮なども一緒に考えてくれるケースもあります。

誰かに話を聞いてほしいと思ったとき

「誰にも話せないけど、つらい」「モヤモヤしているけど理由がはっきりしない」そんなときも、カウンセリングのタイミングです。

問題が明確になっていなくても、「気持ちの整理」をしたいだけでも相談は可能です。

特に、夫婦問題は身近な人に相談しづらいテーマでもあります。第三者のカウンセラーなら、偏見や利害関係なしに話を聞いてくれます。

「こんなこと相談していいのかな」と思うような悩みこそ、専門家に聞いてもらう価値があります。

夫婦カウンセリングの料金相場とは?費用と通う回数の目安を解説

カウンセリングの費用は、通いやすさにも関わる大切なポイントです。

料金はカウンセラーや地域、形式(対面・オンライン)によって異なります。

以下では、おおよその相場や回数の目安を紹介します。

1回あたり5,000円〜15,000円が相場だから

夫婦カウンセリングの料金は、1回50〜90分でおおよそ5,000円〜15,000円が一般的な価格帯です。

個人カウンセラーよりも、法人や医療機関が運営する場合のほうが料金が高めになる傾向があります。

保険適用はされないため、全額自己負担となります。相談前に必ず金額を確認しておきましょう。

経済的な負担が気になる場合は、自治体やNPO団体が実施している無料相談を利用することもできます(参考:大阪府「こころの健康相談」)。

1回で終わることもあれば、数回通うこともあるから

カウンセリングは1回で解決することもありますが、多くの場合は複数回通うのが一般的です。

たとえば「原因を明確にする」「今後の方向性を決める」「関係の修復を始める」といった段階をふむため、5〜10回ほど通うケースが多いです。

期間にして2〜3か月、長い人では半年以上通うこともあります。

費用の総額は事前に見積もっておくと安心です。

オンラインは対面より少し安いことが多いから

最近では、オンラインカウンセリングを提供するサービスも増えており、料金も比較的安く設定されていることが多いです。

交通費や移動時間が不要な分、通いやすくなっています。1回あたり4,000円〜10,000円程度のプランが一般的です。

また、メッセージ形式の「チャット相談」など、柔軟な形式がある点もオンラインの魅力です。

予算やライフスタイルに合わせて、対面とオンラインを使い分けるのもおすすめです。

オンラインで受けられる夫婦カウンセリングとは?自宅で相談できる方法

外出せずにカウンセリングを受けられる「オンラインカウンセリング」は、共働き夫婦や小さな子どもがいる家庭にも人気です。

自宅にいながら専門家に相談できる安心感が、多くの人に支持されています。

スマホやパソコンで相談できるから外出不要

インターネット環境があれば、自宅にいながら夫婦カウンセリングが受けられます。

ZoomやGoogle Meetなどのビデオ通話を使うことが多く、スマートフォンやパソコンがあれば十分対応可能です。

交通費や移動時間がかからず、天候や育児の影響も受けにくいというメリットがあります。

夜間対応しているサービスもあり、忙しい人でも続けやすい点も魅力です。

一方で、ネット環境の不具合などには注意が必要です。

カウンセラーとビデオ通話やチャットで話せる

サービスによっては、ビデオ通話に加え、チャットや音声通話のみでの相談にも対応しているところもあります。

対面では話しづらい内容も、文字にすることで整理できるという声もあります。

初めての人や人と直接会うのが苦手な人には、チャット相談から始めてみるのもおすすめです。

安心して相談できるよう、通信のセキュリティにも配慮されたサービスが増えています。

「cotree」や「TANPONIA」などのサービスがある

日本国内では、「cotree(コトリー)」や「TANPONIA(タンポニア)」など、信頼性の高いオンラインカウンセリングサービスが複数あります。

cotreeは、臨床心理士や公認心理師が対応する安心のサービスで、ビデオ・電話・チャット相談に対応しています。

TANPONIAは、夫婦関係やパートナーシップに特化したカウンセリングを提供しており、忙しい人でも予約しやすい柔軟なスケジュールが特長です。

自分たちに合ったスタイルや予算に合わせて、サービスを選ぶことができます。

夫婦カウンセリングのよくある質問とは?初めてでも安心のQ&A

初めて夫婦カウンセリングを受けるときは、「どんな雰囲気なの?」「一人でも大丈夫?」といった不安や疑問がたくさんあると思います。

ここでは、よくある質問をQ&A形式でまとめました。初回の不安を解消し、安心して一歩を踏み出すための参考にしてください。

1人だけでも相談できるの?

はい、できます。夫婦カウンセリングといっても、必ずしも2人そろって受ける必要はありません。

相手が行きたがらない場合や、まずは自分の気持ちを整理したい場合などは、1人で相談してもまったく問題ありません。

1人でのカウンセリングから始まり、後にパートナーを誘う形で進めるケースも多くあります。

無理に相手を説得する必要はありません。まずは自分が変わるきっかけにしましょう。

カウンセリングはどのくらいの時間がかかるの?

1回あたりのカウンセリング時間は50分〜90分程度が一般的です。

オンラインでも同様です。

時間内であれば、どんな話題でも自由に相談できます。

何度通うかはケースバイケースですが、多くの場合は5回〜10回を目安に継続する方が多いです。

長く通うかどうかは、自分たちの状況や改善したい内容によって判断できます。

相談内容が知られることはないの?

基本的に、カウンセリング内容が第三者に知られることはありません。

守秘義務があるため、カウンセラーが外部に漏らすことは法律や倫理的にも禁じられています。

ただし、自分や他人の命に関わる危険がある場合など、例外的に情報を共有する必要があるケースもあります(この点は初回に説明されるのが一般的です)。

不安がある場合は、最初にしっかり確認しておくと安心です。

プライバシー保護については、各相談機関の方針を事前に調べておくのもおすすめです。

男性でも受けられるの?

もちろん、男性も受けられます。カウンセリングというと「女性のもの」と思われがちですが、実際には多くの男性も利用しています。

「感情を言葉にするのが苦手」という男性にも、カウンセラーは丁寧に寄り添い、無理なく話せるようサポートしてくれます。

また、男性カウンセラーを希望することもできるので、話しやすさを重視する方は事前に確認しておきましょう。

夫婦関係の改善は、性別に関係なく「変わりたい」と思う気持ちが原点です。

まとめ:夫婦カウンセリングは夫婦関係を見直すための大切な一歩

夫婦カウンセリングは、「関係が悪くなったから仕方なく受けるもの」ではなく、「これからもっと良い関係を築きたい」と願うすべての夫婦にとって、有効なサポート手段です。

専門家に話を聞いてもらうことで、自分の感情を整理し、相手の気持ちも理解しやすくなります。

そして、冷静に未来を考える時間が持てるのです。

「こんなことで相談していいのかな?」という悩みこそ、実は多くの人が抱えている共通のテーマです。

迷ったときこそ、一歩踏み出して専門家に頼ってみることが、夫婦関係の大きな転機になるかもしれません。

今の自分たちに合った方法を見つけ、無理なく、自然体で話せる場所をぜひ活用してみてください。

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